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「翔雅さま・・・んぅ、あ、あ・・・」
もう何も考えられない。ただただ翔雅を呼べば頬に翔雅の手が添えられた。
「我慢しなくて良いぞ」
翔愛には分からないけれど、翔雅にすっぽりと口づけられた幼い性器はもうはじけてしまいそうだ。知らず身体が揺れて声に艶が乗っている。大きな瞳は夜空の星を浮かばせながらも潤んでいる。
「ん、んっ・・・は、ぅ」
赤く染まった唇からはひっきりなしに熱い吐息が吐き出される。だって、熱くて苦しい。首を小さく横にふりながら声なき声で訴える翔愛に翔雅が笑む。
それは優しい笑みを含みながらも何処か怪しい笑みだ。
「翔愛、苦しかったら言えよ」
今だって苦しい。はあはあと息を吐く翔愛の額に口付けした翔雅はまた移動して、翔愛の性器をきゅと握った。その感触だけで翔愛の身体は大きく跳ねる。なのに、翔雅の指先が翔愛の後ろに少しずつ入れられる。刺激が強くて身体を振るのに旨く動かせない。長い指は翔愛には少し苦しい。もう意識は真っ白で、与えられる刺激がとても大きい。けれど、何時もと感触が違う。指が入るのにどうしてだかぬるりとした感触がある。不思議で、けれどぬるりと入れられた指先が翔愛の内でぐるりと回されてしまうからもう何も考えられない。
「念のために、香油だ。そう眉間に皺を寄せないでくれ」
香油は花から取るもので、寝室に濃厚な花の匂いが溢れる。
傷つけない様に翔雅の指が翔愛の内で動き、次第に動きを大きくしていく。何度も慣らす様に動かして、頃合いを見てゆっくりと本数を増やす。
「あっ、ふ、ん・・・あ、あっ・・・」
翔愛の手がシーツを握りしめて苦しそうに、けれど喘ぐ声は艶を持って寝室に響く。もう限界だ。翔愛の性器にあった手が離されたと同時に後ろの刺激が強くなる。思いも寄らぬ激しい動きにあっさりと熱を放った翔愛はぜいぜいと息を吐く。
「大丈夫か?」
「・・・ふ・・・は、い」
息は荒くて薄っぺらな胸が激しく上下している。翔愛はこんなにも苦しいのに翔雅は息を荒げる事無く翔愛を見下ろして、また笑う。
とても近くに翔雅の顔があって、口付けて欲しいな、なんてうっすら思ったら口付けられた。声に出さなくても分かったのだろか。口付けは深くてまた苦しくなる。でも、直ぐに唇は離れて、ぐちゅ、と後ろの指が動き始めた。入れっぱなしになっていた翔雅の指はさっきよりはゆっくり動いているけれど、翔愛の熱はまた上げられる。
指の動きのまま身体が跳ねて声が出る。荒い息づかいと水音と、寝台が少しだけ軋む音。ぐちゅぐちゅと弄られるまま身体を捻り声を上げる翔愛は何も考えられずただ翔雅の成すままだ。
どれくらいそうしていただろうか。沢山の時間だった様な気もするし、ほんの僅かな時間かもしれない。吐く息は荒く、頬だけではなく身体を真っ赤に染めた翔愛を見つめながら翔雅はゆっくりと後ろの指を引き抜いた。ずるりと抜けるだけで翔愛には刺激だ。ぶるりと身体を震わせれば翔愛に覆い被さった翔雅が真剣な、けれど熱を吹くんだ瞳で見下ろしていた。
「しゅ、が・・さま・・・」
手を伸ばして翔雅に抱き付いた。翔愛は汗だくで、翔雅の身体にも汗が浮かんでいる。抱き付いた手は汗で吸い付いて力は入らないけれど、離れない。
「翔愛、痛かったら、直ぐ止めるからな」
優しい声だ。なのに隠しきれない熱を含んでいて、見つめ返えす翔愛に翔雅は少しだけ苦しそうに微笑んだ。そうして、指の抜かれた後ろにとても熱いものが押し当てられる。びく、と身体を揺らす翔愛を翔雅が抱きしめてくれた。けれど、とても熱いものは翔愛の後ろにゆっくりと、苦しさをもって押し入ってくる。音がしそうな程に大きいそれは翔愛を内から焼きそうだ。
「あ、あ・・・う、ああっ」
翔雅にしがみつきながらも身体は内から熱くなって、焼かれる。じわじわと押し入ったそれは、とうとう全てを翔愛の内に収めてしまった。痛いよりも苦しくて、苦しいよりも、熱い。
「大丈夫、か?」
翔雅の声も熱い。掠れた囁きが余計に翔愛を熱くさせる。でも、まだ大丈夫。どうしようもない熱さは身体の内にあるけれど、これが翔雅ならば、
「僕の、なかに・・・いるのですね」
息を吐きながら小さな声で呟けば身体の内がより熱くなる。
「ああ、そう、だな・・・少し、動くぞ」
ほんの少し翔雅が動けば内から焼かれる。身体が跳ねる。
「んっ・・・は、ぁ、あ、あ・・・」
寝台の軋む音が大きくなった。とても大きな寝台がゆらゆらと揺れる。いや、揺れているのは翔雅と翔愛だ。動きは少しだけれども、揺られる身体はびくびくと跳ねて止まらない。
「翔愛、翔愛・・・」
耳元に囁かれて、翔雅が大きく動いた。同時に突き上げられて声が大きくなってしまう。止められない。止めようもないけれど、次第に声が大きくなって、翔雅の動きも大きくなっていく。ぎし、と寝台も大きく軋んで翔雅の中で溺れてしまいそうだ。
「は、んっ・・・あっ、ああっ、あ、ぅんっ」
翔雅に抱かれているけれど、翔愛の身体にはもう何の力も入らない。抱き付きたいのに力が入らなくて揺さぶられるまま溺れてしまう。涙は勝手に零れ、零れた涙を翔雅の唇が掬ってくれる。
抱きしめられて揺られて、もう翔愛の意識は真っ白で、意味のない言葉だけが零れ落ちて止まらない。流れる汗の感触すら翔愛には刺激になる。震える身体は勝手に動き、翔雅が抱きしめていてくれなかったら水の中でもないのに溺れて息が出来なくなりそうで。
揺さぶられるままに限界が近づいた頃、身体の内にとても熱いものを吐き出されて、翔愛も一緒に吐き出して、涙に濡れた瞳を閉じた。
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