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星降る庭で/番外編
![]() たまにはこんな夜でも |
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夜の闇が優しく世界を包む頃、翔愛は寝台で転がりながら翔雅を待っていた。 ころころ。ころころ。 寝台で転がっていたら髪がくしゃくしゃになってしまった。起き上がって手で梳いて、でも翔雅の邪魔をしたくないからまた寝台に転がって。 「・・・眠たくなって、しまいました・・・きけんです」 このままだと翔雅を待たずに眠ってしまいそうで、また起き上がって寝台から下りた。書斎の灯りはまだ落ちていないから、翔愛がうろちょろしたら邪魔になってしまう。 「遅くなってしまってすまないな。おいで、翔愛」 おいでと翔雅の手が呼ぶから申し訳ないと思いつつも床に散らばる書類を裂けて翔雅の手に触れた。そのまま抱き上げられて翔雅の上に乗っかるかたちになる。 「謝る事はない。俺の仕事が遅れているのが悪いんだからな。先に寝ていても良かったんだぞ?」 大きな手が翔愛の髪を梳いてくれる。一緒に頭も撫でられて、頬を包まれて引き寄せられるから触れるだけの口付けを貰う。 「翔雅さまを待っていたかったのです。でも、ちょっと眠たくなってしまいました ひょい、といつでも翔雅は翔愛を軽く持ち上げてしまう。片腕に乗るかたちで寝台まで運ばれて、また翔雅の上に乗ったままで腰を下ろした。今度は翔愛からちゅ、と口付けて翔雅を見つめる。森色の瞳には、ほうっとしている翔愛が映ってなんだかおかしい。 「・・・遅い時間なのにすまん。眠れなくなった」 翔愛の口付けで何を感じたのだろう。苦笑した翔雅が甘い声で翔愛の寝間着に手をかけた。前開きの寝間着はするりと翔愛から剥がれて、翔愛も翔雅の寝間着に手を伸ばす。 「僕もやりたいです」 いつも翔愛の寝間着は翔雅に脱がせてもらうのに、翔雅の寝間着は翔愛に脱がせてもらえない。むう、と翔雅を睨めば声を立てて笑われて、首筋に口付けされる。翔愛の寝間着は一枚だからもう裸で、翔雅の手が身体に滑って気持良い。 「またそうやって俺をじっと見る。翔愛は好きだな」 もう翔愛が翔雅をじっと見るのもいつもの事になった。 「だって翔雅さま、きれいです」 こそばゆい言葉もいつもの事。甘く笑った翔雅がまた翔愛に口付けてくれる。舌をからめて息を乱して。大きな手が翔愛の性器を弄って、翔雅の口付けもどんどん下におりていく。そうなるともう翔愛の口から言葉は出なくなって、熱を含んだ吐息と甘い悲鳴だけになってしまう。 身体を捩ってもどうにもならなくて、後口に翔雅の指が入る頃には翔愛の身体はぐにゃぐにゃだ。 「はぅ、んっ、んっ・・・しゅう、が、さまぁ・・・」 シーツを掴んでいたら翔雅が翔愛をひっくり返した。自然と掴まるのは枕になって、翔雅の手が翔愛の身体を軽く持ち上げて後口に口付けられる。 「やぅ、ふ、あ、あ・・・あ、ん・・・」 お尻だけを高くして翔雅に弄られている。指が内に入って一緒に舌も入ってもう何も考えられない。くちゅくちゅと聞こえる音だけが大きく感じて、掴まる枕に縋っても熱くなるだけで。 「も、だめ・・・ぅん、んっ・・・ああっ」 解す為にどんどん翔雅の指が増えて耐えられなくなる。前に触れられずに達しそうで身体が震える。こんな時の翔雅は意地悪な事が多くて、今も翔愛の胸を弄って刺激を大きくしてる。勝手に身体が揺らめいて背中の後ろから翔雅が低く笑って、耳元でそっと囁かれる。 「いいぞ、我慢しなくても」 ぐちゅぐちゅと指の動きは大きくなる一方で翔愛を休めさせてくれない。翻弄されるまま達した翔愛がぜえぜえと息をして、ほんの少し休憩の時間になる。けれど、翔雅はまだ一度も達していなくて翔愛よりとても大きな性器をそのままにしている。 「しゅ、が、さま・・・」 そろそろと俯せのまま手を伸ばせば途中で止められてしまった。翔愛には何もできないけれど、翔雅がやってくれる事を翔愛もやりたいと思うのに。 「だったら今日は翔愛が動いてくれ」 どうすればいいのだろう。不思議に思っているとまたひっくり返されて後口に翔雅の性器をあてられる。ふにゃふにゃの身体がまた熱くなって、解された後口は痛みもなく迎え入れる。ゆっくりと時間をかけて入れ終えればじわじわと翔愛の息も熱を帯びていく。 「大丈夫か?」 お腹がいっぱいな気持だ。見下ろす翔雅が翔愛の頬を撫でてくれるのが気持良い。 「ひぅ・・・ふ、ぁ」 翔愛の重さで深くなる。悲鳴を上げて翔雅にしがみつこうとするけれど、また止められてしまった。翔愛の腰を抱きながら翔雅があまり質の良くない笑みを浮かべて静かに横になる。翔雅だけが寝台に寝て、翔愛は翔雅を挿れたまま。両手を翔雅の腹にあてて身体を支えるけれど、結構辛い。ふにゃふにゃになってしまうから身体が倒れそう。 「このまま動いてみろ。できそうか?」 確かに翔愛の腰はがっちりと翔雅に支えられているけれど、これで動くなんて。 「じゃあ最初だけ」 動けない翔愛に翔雅の手が翔愛を軽く動かせば内にある性器に抉られて悲鳴が上がる。腰にある手に翻弄される。一緒に翔雅に突き上げられて身体が勝手に動き出す。身体を支える手に力が入らなくなって、倒れたいのに支えられて倒れられない。 「あ、あ、あ・・・ふ、ぁ、んっ・・・あぅ、ん」 翔雅が気持ちよさそう。それだけは分かっているけれど、翔愛は何もしていないと思う。勝手に動く身体と突き上げられる動きに翻弄されているだけ。だんだん前のめりになっていた身体が後ろに倒れそうになって、でも翔雅を見ていたくて。 「しゅ、が、さま・・・ぁうっ、あ、あ・・・も」 もうだめ。一生懸命力の入らない手を伸ばせばちゃんと取って貰えた。でも体勢はそのままで、身体を支える手がなくなって余計に不安定になる。ゆらゆらと翔雅の上で踊って、寝台の軋みと翔愛の動きと、翔雅の動きも重なって頭が真っ白になって。 「翔愛、その、まま」 ぎしぎしと音がなる。翔愛の悲鳴と翔雅の息と。全部重なって耳もおかしくなりそう。なんて思ったら翔愛も翔雅も同時に達して、身体の中にどくりと消えない熱が吐き出された。
「遅い時間にすまなかったな。身体は大丈夫か?」 ふにゃふにゃのまま翔雅に抱えられてお風呂に沈めば身体の熱も引いて、やっと普通の言葉が出る様になった。 「もう眠って良いぞ。愛している、翔愛。良い夢を」 耳元に優しく囁かれてしまえばもう目を開いていられない。 |
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