旅の魔導師、ユティが夜の街に住み着くまで。
その後のユティ達と街に訪れる新月の話。
01... 02... 03... 04... 05... 06... 07... 08... 09.end.夜の街は黄色い月と青い月が交互に浮かぶ『夜』だけが存在する魔法の街。世界の理から外れているけど、とても快適で過ごしやすい。東西南北と中央で区画を大まかに分けている。
主に生活している種族は、人間と亜種と精霊。亜種は精霊に別の力が混じったと言われている動物の耳と尻尾を持つ人達。精霊は属性を持ちその力しか使えない。両種とも不老長寿。極希に全く別の世界から召喚されたと言う魔族もいる。
旅の魔導師で『星を掴む人』と言われる特殊な生業をしている青年。32歳。黒髪に朝焼け色の瞳を持つ下級魔導師。
第一師団特別討伐隊隊長で、剣、短剣、弓を使いこなす上級魔法剣士。28歳。金髪碧眼で見た目も中身も良い。
夜の街に住む神格付きの闇の精霊。普段は灰色でぬたぬたしているモップの姿をしている。目も耳も口もないけど何となく分かる。魔道具店エクエクの店主。
エクエクの店員をしている精霊と亜種のハーフの子。15歳。白い髪と青い瞳。ウサギの耳とネコの尻尾を持つ。とても強い魔力を持つけどコントロールが絶望的に下手くそ。
第一師団師団長。夜空を思わせる長い黒髪と星空の瞳を持つ美しい人。ラジェルの上司。
灰色の長髪が特徴の上級魔導師でラジェルの部下。